不安とはある種、行動のためのセンサーである。その強度が周囲と違う時、またそれがいわば自分を卑下する心や、自己犠牲と(無意識的であれ)結びついている時に、やりとりの齟齬が生まれる。考えて行動して、と人は言うがその考えるためのリソースがそもそも無ければ動きようがない、そのため不安を打ち消すために動くことも多いだろう。考えて行動するとはいえ、多くのベテランは考えるのではなく、的を射た不安、が自動的に精神に湧き上がっているだけである。若手が不安を無理やり作り出したところでベテランには敵わず、むしろ混乱が増すばかりである。仕事の本質はなんなのか、大枠を捉えよう、無理をせずに、決して焦らず。